日本初公開32点!! ルイス・キャロルの名作が、ついに神戸へ。
<以下、プレスリリースより抜粋>
< 展覧会の内容>第 1章 始まりの話 ― アリス誕生
『不思議の国のアリス』
作者ルイス・キャロル(英国オックスフォード大学数学講師。本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン)。
彼の人生を大きく変えたのが、リデル学寮長の娘、アリス・リデルに出会ったことでした。1862年のある夏の午後、アリスと二人の姉妹を連れてボートでの遠出に出かけたキャロルは、三姉妹からお話をするようせがまれます。そこで生まれた物語が『不思議の国のアリス』の原点となった『地下の国のアリス』です。
この話をとても気に入ったアリスが「今日のお話を本に書いて」と、ねだったので、キャロルは自筆の挿絵入りの本を完成させてアリスに贈ったのでした。
その後、1865年に『不思議の国のアリス』が出版されると、キャロルは一躍人気作家になります。そして、この時のジョン・テニエルの挿絵が、後のアリス像を決定づけることになっていくのです。
第 2 章 アリスの物語 ― 不思議の国への招待
その後に書かれた『鏡の国のアリス』も、『不思議の国のアリス』と同じ12章からなっています。
2つの物語は、アリスを助けたり、困らせたり、怒らせたりする魅力的な登場人物にあふれています。シロウサギやチェシャネコ、ハンプティ・ダンプティなど、すでによく知っているキャラクターもいることでしょう。
本章ではこの2つの物語が、現在活躍中の世界的に有名な7名のアーティストによって、色鮮やかに語られてゆきます。物語を読んだことがない人でも、知らず知らずのうちにアリスの世界に引き込まれ、これらの物語に心新たに出会うことができるでしょう。
第 3 章 アートの国 ― 世界が愛する永遠のアリス
『不思議の国のアリス』の世界観は、本にとどまらず、さまざまな分野でも広く愛されています。映画、アニメーション、舞台などにも、その姿を見ることができますし、多くのクリエーターたちが創作意欲を刺激されることで、美術や芸術にも昇華されています。では、この物語が出版から150年以上経った今もなお、ジャンルを問わず色あせることもなく、こんなにも多くの人々を惹きつけてやまないのは、なぜなのでしょうか。
本章では、多種多様な「アリス」を一堂に集め、この物語の不思議な魅力に迫ってまいります。アーサー・ラッカム、エリック・カール、ヤン・シュヴァンクマイエル、サルバドール・ダリ、マリー・ローランサン、草間彌生、清川あさみ、山本容子ほかさまざまなアーティストが独自に独特な「アリス」を創りだすことで、異なる世界観が次々に加味され、その魅力が一層奥深いものになってゆくさまを感じていただけることでしょう。
< 主な作品>
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