「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」展で新発見!(京都国立博物館)

特別展 時宗二祖他阿真教上人七百年御遠忌記念
国宝 一遍聖絵と時宗の名宝

2019年4月13日(土)~ 6月9日(日)
京都国立博物館 平成知新館

時宗の実質的な開祖と言われ、宗祖の一遍上人とならび、「二祖上人」とも称される他阿上人(真教上人、遊行上人、大聖とも尊称される)の七百年御遠忌記念「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」展が4月、京都国立博物館で開催されるが、
同館では事前調査で次の3件で新発見があったと、このほど発表した。
 ①銅造阿弥陀三尊像(滋賀・浄信寺蔵)
 ②木造阿弥陀三尊像(行快作、京都・聞名寺蔵)
 ③毘沙門天立像(京都・極楽寺蔵)
の3件で、
 ①は、かつて五条大橋西詰あたりにあった御影堂新善光寺の本尊と思われ、昭和17年の道路拡張により宝物の多くは長浜の浄信寺へ移され本像が行方知れずだったが、このほどの事前調査で、同寺の蔵の奥から発見された。
 ②は、東山仁王門あたりの聞名寺(別称:大炊道場)蔵。事前調査で
両脇侍の足ほぞに「巧匠/法眼行快」という墨書銘を発見。快慶の一番弟子である行快の作であることがわかった。
 ③は、極楽寺の本尊。通常は厨子の中に入れられている秘仏だが、今回特別出陳される。今後は公開予定なしとのこと。この機会は逃せない! 
また、事前調査で、像内から3種の納入品が発見された。

①銅造阿弥陀三尊像
(滋賀・浄信寺蔵)
鎌倉時代・13~14世紀
銅造 鍍金 
総高106.5cm
②木造阿弥陀三尊像
(行快作、京都・聞名寺蔵)
鎌倉時代13世紀
木造 金泥 漆箔 彩色
像高83.0(中尊)
/59.0(観音)
/58.2(勢至)各cm
③毘沙門天立像
(京都・極楽寺蔵)
鎌倉時代・13世紀
木造 彩色
像高158.5cm
③から発見された納入品

(★会場での実物展示はありません。パネル展示のみ。)
(左)月をかたどった直径10cmほどの板に
 毘沙門天を描いたもの
(中)あら彫りされた毘沙門天の小像
(右)木版の毘沙門天を多数摺あらわした摺仏

☆ 時宗(じしゅう)= 鎌倉時代末期に興った浄土教の一宗派の日本仏教。開祖は一遍。鎌倉仏教のひとつ。総本山は神奈川県藤沢市の清浄光寺(通称遊行寺)。

☆ 宗祖(しゅうそ)= 一つの宗教・宗派を興した人。開祖。祖師。

☆ 一遍上人(いっぺんしょうにん)= 延応元年(1239年) – 正応2年(1289年)は鎌倉時代中期の僧侶。時宗の開祖。☆ 二祖(にそ)= 第二番目の祖。 / 二人の祖。などの意味あり。

☆ 真教上人(しんきょうしょうにん)=(尊称は、他阿上人、真教上人、遊行上人、大聖。)。他阿(たあ)嘉禎3年(1237年)- 文保3年1月27日(1319年2月17日)は、鎌倉時代後期の時宗の僧。遊行上人2世。正しくは他阿弥陀仏と称し、他阿と略する。法諱は真教。

☆ 一遍聖絵(いっぺんひじりえ)= 伊予国(現在の愛媛県)に生まれ浄土宗を修めたのち、新しく独自の宗旨である時宗を興した開祖一遍(遊行上人)を描いた絵巻。国宝。

☆ 遊行(ゆぎょう)= 仏教の僧侶が布教や修行のために各地を巡り歩くこと。空海、行基、空也、一遍などがその典型的な例である。「少欲知足」を主旨とし「解脱」を求める。

☆ 踊念仏(おどりねんぶつ)= 太鼓・鉦(かね)などを打ち鳴らし、踊りながら念仏・和讃を唱えること。(以上、ウィキペディアより)

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