まさに「大観」大展覧会(京都国立近代美術館)

「これぞ大観!」   「横山大観の代表作を網羅した、大観展の決定版!」   6月7日のプレス内覧会で、京都国立近代美術館の松原副館長、 梶岡主任研究員がそのように強調していた通り、 どの作品を観ても、まさしく「大観」が溢れている。   師の岡倉天心から「空気を描け」と言われ朦朧体(自身はこの表現が好きじゃなかったらしいが)の技を磨き、 明治、大正、昭和と、時代を経るにつれ技法は変遷し、 どの作品からも大観の熱い思いが迫ってくる。   そんな大観でさえ、初めは自身が思うほど評価されなかったらしい。 それはともかく、 「・・水墨画の集大成ともいえる日本一長い画巻「生々流転」(重要文化財・巻替あり)や 100年ぶりの発見となった「白衣観音」(びゃくえかんのん)、大観の自由な発想で描かれた「彗星」など、 代表作から新出作品まで  “オール大観”  で構成される10年ぶりの生誕記念大回顧展」(同館広報資料より)だ。    

「生誕150年 横山大観展」
2018年6月8日(金)~7月22日(日)
京都国立近代美術館   同展は大きく前期と後期に分けられ、 前期(6/8~7/1)の目玉は「紅葉」と「夜桜」がひとところで観られること。そして「彗星」など。   後期(7/3~7/22)は「群青富士」や「霊峰十種」(春、秋、夜、山)、「屈原」、「迷児」(まよいご)など。  (大観は「霊峰富士は人格そのもの、富士山を描くということは富士にうつる自分の心を描くこと」と常々言っていたという。)   また「無我」(7/3~7/8)など、期間限定展示もいくつかある。 スケジュールにちゃんと入れておこう。  【作品リスト】   なお、開会式の終了後、同所で大観の愛飲したという「醉心」が配られていた。 酔いしれて大観。  

(普段は館内は撮影できません。ご注意を。)  


☆ 横山大観 1868年11月2日(明治元年9月18日) – 1958年(昭和33年)2月26日)は、日本の美術家、日本画家。常陸国水戸(現在の茨城県水戸市下市)出身。近代日本画壇の巨匠であり、今日「朦朧体(もうろうたい)」と呼ばれる、線描を抑えた独特の没線描法を確立した。   ☆ 朦朧体 岡倉覚三(天心)の指導の下、横山大観、菱田春草等によって試みられた没線描法である。洋画の外光派に影響され、東洋画の伝統的な線描技法を用いず、色彩の濃淡によって形態や構図、空気や光を表した。絵の具をつけず水で濡らしただけの水刷毛を用いて画絹を湿らせ、そこに絵の具を置き、空刷毛で広げる技法、すべての絵の具に胡粉を混ぜて使う技法、東洋画の伝統である余白を残さず、画絹を色彩で埋め尽くす手法などが用いられた。   ☆ 岡倉天心 日本美術院を創設した。近代日本における美術史学研究の開拓者で、英文による著作での美術史家、美術評論家としての活動、美術家の養成、ボストン美術館中国・日本美術部長といった多岐に亘る啓蒙活動を行い、明治以降における日本美術概念の成立に寄与した。(以上、ウィキペディアより)

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