甲賀市信楽の森の中にあるMIHO MUSEUM(ミホミュージアム)の春季特別展「猿楽と面 ー大和・近江および白山の周辺からー 」が3月10日から始まり、その前日に内覧会が行われた。
駐車場近くのレセプション棟から、電気自動車でミュージアムへ。
道の左右には枝垂れ桜。これからの季節、プロムナードを艶やかに飾り、トンネル内もピンク色に染めるという。「桜を観に来るお客さんもいますよ」と乗り合わせた方が教えてくれた。
合間の時間、階段の踊り場で先生方の写真を撮らせて頂いた.
作品の解説をされていた秀明文化財団参事の高梨純次氏、ミホミュージアム研究顧問で和歌山県立博物館館長の伊東史朗氏、ミホミュージアム特任学芸員の片山寛明氏。お世話になりました。
写真を撮ると、以前からお知り合いだったような気がして、先様がどう思うかは別にして少し嬉しい気がする。
「一回会えば友達、二回会えば旧友、三回会えば竹馬の友」とかいう言い伝えもあるのだから、まっいいか。
で、春季特別展「猿楽と面 ー大和・近江および白山の周辺からー 」。
(さるがくとおもて)同展では、重文約80点を含む350点あまりの大和(奈良)、近江(滋賀)、白山(北陸・岐阜)にまつわる面などが各地より集められた。(展示替えあり。)
「”能面のような表情”とよく比喩に使われるが、そんなことはない。逆に能面は実に様々な心情を映し出す」
というようなことを解説の中で言っておられた。
能面、能楽の奥の深さもさることながら、
これだけの面が一堂に集まると壮観だ。
色、形、材質、表情、仕上がり具合、保存状態、一つ一つに歴史が刻まれている。
訊けばどの作品にもそれぞれの謂(いわ)れがあるらしい。いつか調べたいものだ。
春季特別展「猿楽と面~大和・近江および白山の周辺から~ 」は6月3日(日)まで。
ミホミュージアム
(普段は館内での撮影はできませんので、ご注意下さい。) また南館では、「MIHOコレクション」(世界の古代美術)が展示されています。
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